【1分怪談】山道のライト

夏休みに友達3人で肝試し行こうってなって、地元の山道を車で登ってったのよ。

Mが運転で、俺と後輩のTが後ろ乗ってた。

道はマジで真っ暗で、ヘッドライトだけが頼りって感じ。

登り始めて15分くらいしたころかな、前方にバイクのライトみたいなのが見えたんだよ。

「こんな時間にバイクとかいんの?」ってMが言って、みんなちょっと笑ってた。

でもそのライト、近づいても全然大きくならないの。

普通バイクなら近づけば光でかくなるじゃん。それがずっと同じ大きさで、同じ距離感で前にいる。

Tが「なんかヤバない?」って言い出して、空気変わった。

結局そのまま峠まで登り切って、頂上の駐車場に着いた瞬間、ライトはふっと消えた。

車降りて話そうとしたら、Tが震えながら「後ろ、ずっとバイクの音してた?」って聞いてきて。

俺もMも、そんな音一切聞こえてなかった。

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